未刊
みかん
名詞-の形容詞名詞頻度ランク #9897 · 青空 16 例
標準
unpublished
文例 · 用例
本集には既刊の「邪宗門」「思ひ出」「雪と花火」「真珠抄」「白金の独楽」「わすれなぐさ」「白秋小唄集」「とんぼの眼玉」等の諸詩集と、未刊の三崎詩集「畑の祭」、及びその後諸雑誌に載せたまゝ公刊の機を失つた大正五年の諸作、それに加ふるに、「邪宗門」前の少年期の長篇その他を綜括した。
— 北原白秋 『「白秋詩集」序』 青空文庫
「石橋真国は語学に関する著述未刊のもの数百巻を遺した。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
佩ぶれば姙婦に宜しという石どもについては、余未刊の著『燕石考』に詳述したが、その一部分を「孕石の事」と題して出し置いた。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
その頃はマダ右眼の失明がさしたる障碍を与えなかったらしいのは、例えば岩崎文庫所蔵の未刊|藁本『禽鏡』の(本文は失明以前の筆写であっても)失明の翌年の天保五年秋と明記した自筆の識語を見ても解る。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
麻生義輝君昨年余を訪ひ、今夏再び余を訪うて曰く、西周氏の哲學に關する已刊未刊の著作を悉く編纂して之を『西周哲學著作集』と題し、岩波書店に托して、世に公にせんと欲す、請ふ之が序文を作れと。
— 井上哲次郎 『「西周哲學著作集」序』 青空文庫
かう云ふ賑やかな時に當つて、氷峰は獨り新聞界の友人等にかけ離れて、未刊雜誌原稿の校正の爲めに印刷屋へ往復ばかりしてゐる。
— 放浪 『泡鳴五部作』 青空文庫
此書の下巻は未刊行のものださうで、頃日箕山さんは蘭軒の伝を稿本中より抄出してわたくしに寄示してくれたのである。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
十數年前に端なくもその全集の未刊本を得て、之を通讀した所から、この人の年譜を作つて發表したのが本になつて、支那の胡適といふ人が更に自分の作つた年譜を増訂して世に公にしたので、支那の新らしい學者の間に注意されるやうになつた。
— 内藤湖南 『章學誠の史學』 青空文庫
作例 · 標準
彼は生涯で数多くの傑作を残したが、死後、書斎から未刊の短編がいくつか見つかった。
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「この作品は出版の目処が立たず、未刊のまま埋もれてしまうのが惜しい」と編集者が嘆いた。
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資料の整理中、戦時中に書かれたまま未刊となった貴重な手記が発見された。
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