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蜜柑

みかん異読 ミカン
名詞頻度ランク #43346 · 青空 1220
1
標準
mandarin (esp. the satsuma mandarin (Citrus unshiu))
文例 · 用例
一度も小学から私の不可ないことを知らせた手紙が来た時なぞ、父はそれを仏壇にのせて泣いた後、取りあへず手近にあつた六百円を出して、私にアメリカに蜜柑揉ぎにでも行けと言つたことがあつた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
水菓子屋の目さめるような店先で立止って足許の甘藍を摘んでみたりしていたが、とうとう蜜柑を四つばかり買って外套の隠しを膨らませた。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
外套の隠しへねじ込むと蜜柑がつかえるから、また片手でしっかりさげて歩き出した。
寺田寅彦 まじょりか皿 青空文庫
その雨の中を漂ひながらいつだか消えてなくなつた、あの乳白の※嚢たち……今や黒い冬の夜をこめどしやぶりの雨が降つてゐて、わが母上の帯締めも雨水に流れ、潰れてしまひ、人の情けのかずかずも竟に蜜柑の色のみだつた?
中原中也 山羊の歌 青空文庫
私を信頼しきつて、安心しきつてかの女の心は蜜柑の色にそのやさしさは氾濫するなく、かといつて鹿のやうに縮かむこともありませんでした私はすべての用件を忘れこの時ばかりはゆるやかに時間を熟読|翫味しました。
中原中也 山羊の歌 青空文庫
マッチの貼紙や切手を集めあるいはボタンを集め、達磨を集め、甚だしきは蜜柑の皮を蒐集するがごとき、これらは必ずしも時代の新旧とは関係はないが、珍しいものを集めて自ら楽しみ人に誇るという点はやはり骨董趣味と共通である。
寺田寅彦 科学上の骨董趣味と温故知新 青空文庫
例えば、瑣末な例であるが『武道伝来記』一の四に、女に変装させて送り出す際に「風俗を使やくの女に作り、真紅の網袋に葉付の蜜柑を入」れて持たせる記事がある。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
この網袋入りの蜜柑の印象が強烈である。
寺田寅彦 西鶴と科学 青空文庫
作例 · 標準
「風邪を引かないように、こたつの蜜柑をたくさん食べなさい」と母が大きな籠を置いていった。
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蜜柑の皮を剥くと、部屋いっぱいに甘酸っぱくて爽やかな香りが広がった。
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外出先で喉が渇いたので、自販機で果汁100パーセントの蜜柑ジュースを買った。
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2
標準
citrus (Citrus spp.)
作例 · 標準
日本の冬に欠かせない蜜柑だが、最近では品種改良が進み、夏でも美味しい種類が出回っている。
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蜜柑の白い筋には栄養が詰まっているから、取りすぎずに食べたほうが体にいいらしい。
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彼は庭に蜜柑の苗木を植えて、いつか実をつける日を心待ちにしている。
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