仙洞御所
せんとうごしょ
名詞
標準
palace of a retired emperor
文例 · 用例
また府知事植村氏其他諸有志に勧めて博覧会を仙洞御所に開き、またボオドイン氏の設計により、円山に鉱泉場を開きて諸人の衛生に資せり。
— 與謝野禮嚴 『禮嚴法師歌集』 青空文庫
代官小堀は、禁裡と仙洞御所の諸官からの申告によって、宮中一ヵ年の収支を計算し、これを京都所司代へ差し出した。
— 佐藤垢石 『にらみ鯛』 青空文庫
仙洞御所の出火のうわさ、その火は西陣までの町通りを焼き尽くして天明年度の大火よりも大変だといううわさが、京都方面から伝わって来たのもそのころだ。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
天変地異に驚く山の中の人たちの間には、春以来江戸表や浦賀辺を騒がしたアメリカの船をも、長崎から大坂の方面にたびたび押し寄せたというオロシャの船をも、さては仙洞御所の出火までも引き合いに出して、この異変を何かの前兆に結びつけるものもある。
— 第一部上 『夜明け前』 青空文庫
しかしそれらのなかで最も深く教授を感激させたのは、京都の仙洞御所のなかで清涼殿の前庭をかこんだ一帯の風趣であったのです。
— 石原純 『アインシュタイン教授をわが国に迎えて』 青空文庫
従って尼寺と後宮との交渉が多く、後には孝謙上皇が住まれて仙洞御所のようになったこともあった。
— 和辻哲郎 『古寺巡礼』 青空文庫
株か相場でドカもうけをし、政党屋の仲間入りをするようになった石田氏の養父にあたるひとが、麻布三河台にあった大名の古屋敷に、洋館を継ぎ足してこしらえたもので、唐草模様の鋳金の鉄扉のついた大きな石門のむこうに、仙洞御所のような御所造りの屋根が見えるという、奇妙な家だった。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
仙洞御所のような大名屋敷に、明治風のバカでかい洋館を継ぎたした、この一種異様な建築構造物は、五人の家族が住むには、あまり規模が大きすぎ、女中でも大勢使わなければ、とうてい、やっていけない。
— 久生十蘭 『我が家の楽園』 青空文庫
作例 · 標準
春には、仙洞御所の庭園に美しい桜が咲き誇る。
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かつては天皇が隠居された仙洞御所は、今では一般公開されている。
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「あの静かな雰囲気が好きなんです。」「仙洞御所は、都会の喧騒を忘れさせてくれますね。」
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ウィキペディア
仙洞御所(せんとうごしょ)は、伝統的に譲位後の天皇(上皇や法皇)が居所とした御所の公式な名称。
出典: 仙洞御所 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0