太上天皇
だいじょうてんのう異読 だじょうてんのう・たいじょうてんのう・おおきすめらみこと
名詞
標準
abdicated emperor
文例 · 用例
後三條天皇は御在位わづか四年にして、御位を白河天皇に譲られたが、太上天皇となり給うた後、猶ほ政治を親裁あらせられようとする思召があつたが、御譲位後わづか五箇月にして崩ぜられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
入道の宮をまた新たに御母后の位にあそばすことは無理であったから、太上天皇に準じて女院にあそばされた。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
その秋三十九歳で源氏は準太上天皇の位をお得になった。
— 藤のうら葉 『源氏物語』 青空文庫
宮廷から封地をはじめとして太上天皇と少しも変わりのない御待遇は受けておいでになるのであるが、正式の太上天皇として六条院は少しもおふるまいにならないのである。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
昨夜は微行の御参院であったが、今朝はもう表だって準太上天皇の儀式をお用いになるほかはなくて、院に参っていた高官たちは皆|供奉をして六条院をお送り申すのであった。
— 鈴虫 『源氏物語』 青空文庫
前の作者の筆は藤のうら葉で終り、すべてがめでたくなり、源氏が太上天皇に上った後のことは金色で塗りつぶしたのであったが、大胆な後の作者は衰運に向った源氏を書き出した。
— 与謝野晶子 『『新新訳源氏物語』あとがき』 青空文庫
いざよひの月(太上天皇――新古今巻十三)年もへぬ。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
これ(太上天皇――万葉巻二十)此が、本の歌になつた天皇の作である。
— 祭りの発生 その一 『ほうとする話』 青空文庫
作例 · 標準
平安時代には、幼帝が譲位し、太上天皇となる例がしばしば見られた。
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太上天皇の御所は、今も静かにその歴史を伝えている。
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記録によると、その太上天皇は学問に深く帰依されていたという。
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ウィキペディア
太上天皇(だいじょうてんのう、だじょうてんのう)は、譲位により皇位を後継者に譲った天皇の尊号。または天皇の実父などに贈られた尊号。または、その尊号を受けた人物。上皇・太皇・太上皇とも略される。
出典: 太上天皇 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0