負傷者
ふしょうしゃ
名詞
標準
injured person
文例 · 用例
日露戦争直後で負傷者が大勢療養に来ていたのはその時であったかと思う。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
郷里の中学の先輩がその負傷者の中に居たのにひょっくりめぐり合って戦争の話を聞かされ、戦争というものの不思議さをつくづく考えさせられた。
— 寺田寅彦 『箱根熱海バス紀行』 青空文庫
はじめには負傷者の床の上で一枚の獣皮を頭から被って俯伏しになっているが、やがてぶるぶると大きくふるえ出す、やがてむっくり起上がって、まるで猛獣の吼えるような声を出したりまた不思議な嘯くような呼気音を立てたりする。
— 寺田寅彦 『映画雑感6』 青空文庫
負傷者らしい疲れと、不潔さがその顔にあった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
負傷者はあと一カ月もたゝないうちに内地へ送りかえされ、不快な軍隊から退いてしまえるのだ。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
」 負傷者の傷には、各々、戦闘の片影が残されていた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
負傷者は、肉体にむすびつけられた不自由と苦痛にそれほど強い憤激を持っていなかった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
」 負傷者は、それ/″\、自分が何項症に属するか、看護長に訊ねるのであった。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
作例 · 標準
事故現場から次々と負傷者が運び出され、病院内は騒然となった。
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幸いにも命に別状はないが、今回の爆発で数十人の負傷者が出ている。
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救護班は、瓦礫の中から一刻も早く負傷者を救い出そうと必死だった。
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