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被害者

ひがいしゃ
名詞
1
標準
victim
文例 · 用例
その被害者もあらわれて来なかった。
帯取りの池 半七捕物帳 青空文庫
盗難や詐欺にかかった被害者の女師匠などが、加害者でもなんでもない赤の他人の立派なお役人を、どうでもそうだと言い張る場合などがそれである。
寺田寅彦 錯覚数題 青空文庫
それがたとえ事実とどれほど離反していても、そんなことは元来加害者にも被害者にも縁故のない赤の他人の一般読者にはどうでもよいのである。
寺田寅彦 ジャーナリズム雑感 青空文庫
学校にも大分被害者があったでせう。
宮沢賢治 毒蛾 青空文庫
……況んや今度という今度ばかりは、思いがけない機会から非常に世間のためになる……被害者自身でさえも感謝しているであろう痛快な仕事を果してやったつもりでいる。
夢野久作 けむりを吐かぬ煙突 青空文庫
その櫛はたしかに自分の店でぬすみ取られたものに相違ないと被害者の忠蔵は証明した。
岡本綺堂 拷問の話 青空文庫
仮い被害者は誰にもあれ、其の加害者は何れも以外にも何等かの因縁があるらしく感じられた。
岡本綺堂 飛騨の怪談 青空文庫
(もちろん被害者自身と――鮮明な方が犯人だ) ところが翌日になって、果してそれ等の指紋は小野と、美代子とに付合することが判明したのである。
渡辺温 遺書に就て 青空文庫
作例 · 標準
事故の被害者たちは、加害者に対して誠意ある謝罪と賠償を求めている。
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「私はこの事件の被害者なんです!信じてください!」と彼女は泣きながら訴えた。
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詐欺の被害者がこれ以上増えないよう、警察は注意喚起のチラシを配布した。
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