怪我人
けがにん
名詞
標準
文例 · 用例
音頭取が一つ拍子を狂わせるとたちまち怪我人が出来るそうである。
— 寺田寅彦 『雑記帳より(1)』 青空文庫
それ、怪我人よ、人死よ、とそこもここも湧揚る。
— 泉鏡花 『南地心中』 青空文庫
「奥の怪我人には挨拶をせずに帰るから、あとで宜しく云っておくんなさい」「かしこまりました」 勘定を払って、二人はここを出た。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
したがって、怪我人なぞも多ござんしたよ。
— 大阪屋花鳥 『半七捕物帳』 青空文庫
いくら賑やかだと云っても、それは表通りだけのことで、裏へまわれば田や畑が多いんですから、その割合いに人家の被害は少なかったんですが、死人や怪我人は随分ありました。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
ほかにも死人や怪我人がたくさんあったんですから、まあ命拾いをしたと云ってもいいでしょう。
— 正雪の絵馬 『半七捕物帳』 青空文庫
どこで斬られたのか知らねえが、ゆうべの四ツ過ぎに、原宿の弥兵衛の子分が怪我人をかつぎ込んで来た。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫
怪我人は弥兵衛の一の子分の角兵衛という奴で、左の腕を斬り落とされていたそうです。
— 唐人飴 『半七捕物帳』 青空文庫