速断
そくだん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
rash decision
文例 · 用例
同様に例えば日本の短歌の詩形が日本で始めて発生したものと速断するのも所由のないことであろうと思う。
— 寺田寅彦 『短歌の詩形』 青空文庫
鰻屋の前を通って、好い匂がしたと云っても、直ぐに隣の茶漬屋へ駈込みの、箸を持ちながら嗅ぐ事をしない以上は、速断して、伊勢屋だとは言憎い。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
かの『白南風』を通じて私の歌風に変化がないことを速断した向きは、この『夢殿』と綜合して改めて見直して欲しいと思ふ。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
されば無智蒙昧の監守どもが、妾の品性を認め得ず、純潔なる慈しみの振舞を以て、直ちに破倫非道の罪悪と速断しけるもまた強ちに無理ならねど、さりとては余りに可笑しく、腹立たしくて、今もなお忘れがたき記念の一つぞこれなる。
— 福田英子 『妾の半生涯』 青空文庫
惜しい縁談だがな、断わっちまう、明日|早速断わる。
— 伊藤左千夫 『春の潮』 青空文庫
息子が情人を連れて来たものと速断する。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
しかし決してヨダレと速断することは出来ない、なぜといつて両眼から液体が二条の帯のやうに頬を光つて下り、鼻下の薄い髯の中にいつたん収容されてから、口に流れ込んでゐることを発見出来たから、膝の上に落ちた液体は涙でなく、又鼻水でなく、よだれでもなく、これらの三つのものが化合したものといへるだらう。
— 小説 『小熊秀雄全集−15−』 青空文庫
人は、私のこの愛の外面の現象を見て、私の愛の本質は与えることに於てのみ成り立つと速断することはないだろうか。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
作例 · 標準
情報が不十分なまま速断を下すのは危険だ。
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今回の失敗は、彼の速断が原因だったと言える。
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衝動的な速断を避け、慎重に検討する必要がある。
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