秋暑
しゅうしょ
名詞
標準
lingering heat (in autumn)
文例 · 用例
たださえ行悩むのに、秋暑しという言葉は、残暑の酷しさより身にこたえる。
— 泉鏡花 『栃の実』 青空文庫
・青田おだやかな風が尾花のゆるゝほど・秋暑く何を考へてゐる・こゝにも家が建てられつゝ秋日和・何もかも虫干してある青田風 八月廿四日秋、秋、秋寒く秋暑し、夜は秋にして昼は夏なり。
— 仙崎 『行乞記』 青空文庫
虫干しながらの書庫の整理も、連日の秋暑に疲れ勝ちでとかくに捗取らない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
・たえずゆれつつ葦の花さく・水音の流れゆく秋のいろ・青草ひろく牛をあそばせあそんでゐる・となもお留守で胡麻の実はじける・鉄鉢の秋蝿を連れあるく・秋暑い鉄鉢で、お米がいつぱい おでんや・更けると食堂の、虫のなくテーブル・秋はうれしい朝の山山 九月三十日 日本晴、時々曇つたり降つたりしたけれど。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
秋暑し、おちついて読む。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
秋暑く、私は身も心も労れた、老いたのだ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
秋暑い乳房にぶらさがつてゐるよいお天気の言葉かけあつてゆく旅は気軽い朝から唄つてゐるふる郷忘れがたい夕風が出た子供と人形と猫と添寝して日向子供と犬と仲よく秋風の鶏を闘はせてゐる 十月六日 晴、油津町行乞、宿は同前。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
「秋暑し秋また涼し秋の風……か、なるほどよういうたあるなあ」といって父は幾度か感心して読み返した。
— 大切な雰囲気 『大切な雰囲気』 青空文庫
作例 · 標準
暦の上では秋だというのに、厳しい秋暑が続き、体力を奪われていく。
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今年は例年になく秋暑が厳しく、エアコンを切るタイミングが見つからない。
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「お変わりありませんか。秋暑の折、何卒ご自愛ください」
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