通称
つうしょう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #8238 · 青空 431 例
標準
popular name
文例 · 用例
畸人という通称があったが、しかし難儀な病気の診断が上手だと云う評判であった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
本街道から製材所の横を切れると、もう既に裾野であるが、富士のそれとは違って、乾き切った砂漠で、セージと通称する白ッ茶けた草や、マンザニタと呼ばれるところの、灌木などが茂って、馬蹄の砂が濛々と舞いあがるのには、馬上|面を伏せて、眼をねぶるばかりであった。
— 小島烏水 『火と氷のシャスタ山』 青空文庫
日本に始めて渡来した西洋料理がポークカツレツ――通称トンカツであったかどうかは知らないが、西洋にいても日本人はよくこのトンカツを食べたがる。
— 岡本かの子 『異国食餌抄』 青空文庫
舌のない客と鑑別ければ左室の通称「|悪い側」の方へ入れる。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
――通称はツリガネニンジンであるが、色も同じ桔梗を薄く絞つて、俯向けにつら/\と連り咲く紫の風鈴草、或は曙の釣鐘草と呼びたいやうな草の花など――皆、玉川の白露を鏤めたのを、――其の砧の里に実家のある、――町内の私のすぐ近所の白井氏に、殆ど毎年のやうに、土産にして頂戴する。
— 泉鏡花 『玉川の草』 青空文庫
かれは通称を定蔵といって、先年大阪で入墨の上に重敲きの仕置をうけた者で、窃盗の常習犯人である。
— 岡本綺堂 『拷問の話』 青空文庫
この多那川橋の附近に定住の乞食は文公の外に新参のわたくしを入れて六人いますが、文吉が始終関心を持つのはタガメと通称されるタカリ専門の乞食と、ヅケを貰って歩くお三という母子乞食でした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「なんだ、赤提灯か」 温泉場などでは、怪しい女のいる家には目印の赤い門燈がついていて、赤提灯という通称が春を売る商売の代名詞になっていたのだ。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、そのユニークなプレイスタイルから『マジシャン』という通称で呼ばれている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
正式名称は長いが、通称『スカイツリー』として広く知られている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite
その作家は、本名ではなく、ペンネームである『青葉』という通称で作品を発表している。
幻辭AI · gemini-2.5-flash-lite