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保命

ほうめい
名詞
1
標準
preserving one's life
文例 · 用例
それを思ふと、詩は私にとつてこの上もない保命薬なのだ。
薄田泣菫 独楽園 青空文庫
「駿河台の保命館に御出でしょうと思います」書生は迂散くさそうに答えた。
甲賀三郎 真珠塔の秘密 青空文庫
最近に増築した保命館は此辺切っての旅館であった。
甲賀三郎 真珠塔の秘密 青空文庫
「天地神明に誓って偽でない事を断言します」 保命館を出て駿河台下の方へ来かかると折柄、そこの大時計は十時を打ち出した。
甲賀三郎 真珠塔の秘密 青空文庫
私は前にもいった如く、父の看病に京都へ行った時既にこの瘧に経験があるので、そこで自分で治す事も出来ようと思って、ちょうど備後の鞆の津に滞船した時、自分で陸へ上って薬屋で幾那塩を買った、この港は例の保命酒の本場であるから、彼方此方に土蔵造りの家屋も見えて、かなり富んでいるように思われた。
内藤鳴雪 鳴雪自叙伝 青空文庫
そなたも眠うないならば、その棚に、御贔屓よりいただいた、保命酒がありました。
三上於菟吉 雪之丞変化 青空文庫
『風車小舎だより』、スガンさんの山羊、法王の騾馬、キュキュニャンの牧師、ゴーシェー神父の保命酒等面白い。
一九四五年(昭和二十年) 日記 青空文庫
これはお土産のしるし……」と言って七兵衛は、保命酒のようなものを一つ取り出して主膳の前に置き、そのまま、風のように、さっと出かけてしまいました。
年魚市の巻 大菩薩峠 青空文庫
作例 · 標準
城が敵に完全に包囲された絶望的な状況下で、将軍は部下たちの保命を第一に考え、無念の降伏を決断した。
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激しい吹雪で雪山に閉じ込められた登山隊は、わずかな食料を分け合いながら保命のためのビバークを敢行した。
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事故のパニックの中で他者を突き飛ばしてでも逃げようとする人間の姿に、究極の保命の欲求の恐ろしさを見た。
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