秘義
ひぎ
名詞
標準
esoterica
文例 · 用例
「必ずしも信仰そのものは僕の願ではない、信仰無くしては片時たりとも安ずる能わざるほどにこの宇宙人生の秘義に悩まされんことが僕の願であります」「なるほどこいつは益々解りにくいぞ」と松木は呟やいて岡本の顔を穴のあくほど凝視ている。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
「オルムスの大会で王侯の威武に屈しなかったルーテルの胆は喰いたく思わない、彼が十九歳の時学友アレキシスの雷死を眼前に視て死そのものの秘義に驚いたその心こそ僕の欲するところであります。
— 国木田独歩 『牛肉と馬鈴薯』 青空文庫
虚にして満ち、実にしてまた空しきを以て、詩を専に幻術の秘義となすであらう。
— 北原白秋 『海豹と雲』 青空文庫
ヨブは既に苦痛の果を受けて人生の秘義を悟り、その目的は達せられたわけである。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
次ぎには自然界の事、世界、宇宙の秘義を学ばねばならぬ。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
造化の秘義、摂理の妙趣は人知の把握の外に在る。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
そして今いたずらにその貧弱なる智嚢を絞りつくして宇宙と造化の秘義について知らんとし、少ばかりの推測の上に蝶々し喃々する。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
◯ああ人は無知にして造化の秘義を知らぬ。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
作例 · 標準
経典の裏に隠された深い秘義を解き明かすには、長年の研鑽が必要だ。
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その哲学体系の核心にある秘義は、一般の人には理解しがたいものだ。
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占星術の秘義を知るというその老人は、静かに運命について語り出した。
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