等分
とうぶん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #29820 · 青空 274 例
標準
division into equal parts
文例 · 用例
だが兄がそこに近づいてからは、心棒と兄の顔を等分にみながらニヤニヤと笑つた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
この辺の人が、セント・ジョルジ・ギルドの人たちのように、糸車を挽いて、木綿を手織って衣ているかどうかを知らないが、風呂の水も、雑用の水も、熔岩の下から湧く渓河から汲み上げて、富士の高根の雪解の水と雨水との恩恵の下に、等分に生きていることを思うと、富士の裾野の水々しさに、一倍の意義があると思われる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
さてこの法線OPは、対自性的矩形と、対他性的矩形とのおのおのを垂直に二等分している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
」 デボチンの色の黒い眼がくり/\した一人の土匪は、両手をうしろへ廻されて、項に吊すように、ふん縛られ、足は大きな足枷で錠をかけられていながら、真中の洋車にふんぞりかえって、俥夫と、保安隊士を等分に呶鳴りつけていた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
いかなる根拠あるいは機縁によってこういう観念が生じたかはもちろん不明であるが、ともかくもこれは後代のガス論に現われたエネルギーの等分配の方則を少なくも質的に予想するものと見れば見られるという事である。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
「永久運動」や「角の三等分」の問題とはおのずからちがった範疇に属するものであることは明らかであると思われる。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
あまり立派でない外套を着たままで、めがねの上から子供とお客とを等分に見ながら、鼻へ掛かった声でだいぶ長く述べ立てました。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
換言すれば週期的運動の位相がほぼ等分にちがっているほうが乗客の待ち合わせる時間を均等にし従って乗客の数を均等に分布する点で便利であろうと思われる。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
作例 · 標準
ケーキをみんなで等分して食べた。
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この土地は、兄弟で等分に分けられた。
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先生はリンゴを五つに等分し、生徒たちに配った。
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