山岳地帯
さんがくちたい
名詞
標準
mountain district
文例 · 用例
二 汽車が新緑の憂鬱な武蔵野を離れて、ようやく明るい山岳地帯へ差しかかって来るにつれて、頭脳が爽やかになり、自然に渇えていた均平の目を愉しましめたが、銀子も煩わしい商売をしばし離れて、幾月ぶりかで自分に還った感じであった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
秩父の山中から流れ出て、東京湾に流れ入る多那川は上流で早くから山岳地帯から離れ、武蔵相模平野の中を蜒々として東南に向うので鷺町辺では地勢も地質もいろ/\な変化を見せています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
上流で一たん川から遠ざかった山岳地帯は、川を離れながらまだ川を見護るように平行し、やがて裾を拡げて相模の中央へ方向を振り向けて低くなって行きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この巨大な山岳地帯の尾根は、地質学上、小仏層と称せられる地層で成立っているそうです。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
その起点を多那川と共に秩父の峰から起し、川の上流で一たん川から遠ざかった山岳地帯は、川を離れながらまだ川を見護るように平行し、やがて裾を拡げて相模の中央部へ方向を振り向け低くなって行きます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
この巨大な山岳地帯の尾根は、地質学上、小仏層と称せられる地層で成立ち、そしてその尾根から川の流域の沖積層までの間の洪積層は一面に皺立つ丘陵をなしています。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
天下の名勝と称する、天龍川畔天龍峡は、いわば天龍川が山岳地帯を、長々と突破する大谿谷のその小規模な玄関口である。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
ここは全く矢代には乾燥した無人の高い山岳地帯を登るのと同じだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
作例 · 標準
冬になると、その山岳地帯は深い雪に閉ざされる。
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この国の国土の多くは、険しい山岳地帯で構成されている。
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山岳地帯を縦断する鉄道の建設は、困難を極めた。
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