心眼
しんがん
名詞
標準
the mind's eye
文例 · 用例
そして、彼が軍艦に乗り組んでそこでの生活を目撃しながら、その心眼に最もよく這入ったものは、士官若しくはそれ以上の人々の生活と、その愉快なことゝ、戦争の爽快さであって、下級の水兵の生活は、その関心外にあった。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
その場合に、もし研究者の自我がその心眼の明を曇らせるようなことがあると、とんでもない失敗をする恐れがある。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
と見えぬながらも、よみてけるに、九一ろうどのわ、しんがん(心眼)なるべしと、ひざ打ちたたいて、かんしんした。
— 太宰治 『盲人独笑』 青空文庫
心眼をひらいて自家胸中の宇宙を仔細に観よ。
— 石川啄木 『閑天地』 青空文庫
そうすると、吉弥もまた僕の心眼を往来しなくなった。
— 岩野泡鳴 『耽溺』 青空文庫
マアテルリンクが『沈黙』といふことに心眼を向けたのは、注意すべきことである。
— 田山録弥 『社会と自己』 青空文庫
深夜、人去り、草木眠っている中に、ただ暗中に端座して鉄槌を振っている了海の姿が、墨のごとき闇にあってなお、実之助の心眼に、ありありとして映ってきた。
— 菊池寛 『恩讐の彼方に』 青空文庫
「わははは、剣道修業の者ならば、先ず免許皆伝以上の心眼じゃ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
作例 · 標準
剣豪:「剣術において、相手の動きを読む心眼は不可欠だ。」
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禅:「物事の本質を見抜くには、表面だけでなく心眼で捉えることが大切だ。」
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武道家:「研ぎ澄まされた感覚、それが私の心眼です。」
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ウィキペディア
心眼 とは心の目によって目に見えない真実を確かめる力のことである。
出典: 心眼 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0