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怨言

えんげん
名詞
1
標準
grudge
文例 · 用例
君が僕に對して、常にかうした怨言をしてゐることを、僕は或る人々から確かに聞いた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
しかし戦ふに及ばぬ間に将門が亡びたので賞に及ばなかつたのを恨んで、拳を握つて爪が手の甲にとほり、怨言を発して小野宮大臣を詛つたといふところなどは余り小さい。
幸田露伴 平将門 青空文庫
元来不幸といひ、窮苦といひ、艱難辛苦といふもの、皆我を我としたる我を以て、他に――社会に――対するより起る処の怨言のみ。
泉鏡花 愛と婚姻 青空文庫
草も木もかの誘惑に化されつる旅のわかうど、暮れ行けば心ひまなくえもわかぬ毒の怨言になやまされ、われと悲しき歓楽に怕れて顫ふ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
向日葵の日に蒸すにほひ、かはたれのかなしき怨言ゆるやかにくゆりぬ、いまも絶間なき火のささやきに。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
へだてなき恋の怨言は見るが間に朽ちてくだけぬ。
北原白秋 邪宗門 青空文庫
……』高みゆく砥石の響――鈍刀の増えゆくすべり――『……朱なる接吻、痛き怨言、   ああまた再度抱き泣けど………』また近く暗き嘲笑。
北原白秋 第二邪宗門 青空文庫
「貴女のお手紙にある、変ったと云うのは、どういう意味ですか……」と、つい皮肉な怨言を云ってしまった。
菊池寛 貞操問答 青空文庫
作例 · 標準
長年の不当な扱いに耐えかねて、彼はついに上司への怨言を漏らした。
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SNSには、日々の生活に対する匿名の怨言が絶え間なく書き込まれている。
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「あいつのせいだ」という怨言を繰り返しても、事態が好転することはない。
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彼は周囲への怨言を一切口にせず、ただ黙々と自分の責務を全うした。
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