気根
きこん
名詞
標準
aerial root
文例 · 用例
〔霜枯れのトマトの気根〕宮沢賢治霜枯れのトマトの気根その熟れぬ青き実をとり手に裂かばさびしきにほひほのぼのとそらにのぼりて翔け行くは二価アルコホール落ちくるは黒雲のひら
— 宮沢賢治 『〔霜枯れのトマトの気根〕』 青空文庫
また○○の木というのは、気根を出す榕樹に連想を持っていた。
— 梶井基次郎 『雪後』 青空文庫
僕も桂の家でこれを実見したが今でもその気根のおおいなるに驚いている。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
巨幹と数知れぬ其の従者共(気根)とは、地球を担うアトラスの様に、怪鳥の翼を拡げたるが如き大枝の群を支え、一方、枝々の嶺の中には、羊歯・蘭類がそれぞれ又一つの森のように叢がり茂っている。
— 中島敦 『光と風と夢』 青空文庫
そのうちに粟生氏が「箙」の切の或る一個所をかれこれ二三十遍も遣直させられたと思うと、老顔に浴びるように汗の滝を流しながら、精も気根も尽き果てた体で謡本の前に両手を突いて、「今日はこれ位で、どうぞ御勘弁を……」 と白旗を揚げた。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
私の外曾祖父は前にもいう通り、『美少年録』でも『侠客伝』でも皆謄写した気根の強い筆豆の人であったから、『八犬伝』もまた初めは写したに相違ないが、前数作よりも一層感嘆|措かなかったので四、五輯頃から刊本で揃えて置く気になったのであろう。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
その気根の大なるは東西古今に倫を絶しておる。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
が、悲惨は作者が自ら筆を持つ事が出来なくなったというだけで、意気も気根も文章も少しも衰えていない。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
作例 · 標準
ガジュマルの木からは、たくさんの気根が垂れ下がっている。
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ラン科植物の中には、気根で水分を吸収するものがある。
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この植物の気根は、まるで別の茎のようだ。
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