食道楽
しょくどうらく異読 くいどうらく
名詞名詞-の形容詞多音語
標準
gourmand
文例 · 用例
そこで、かの事件のあった晩にも、高山は五人の同役をつれて来て、宵からお糸の家の奥座敷で飲んでいるうちに、いろいろの食道楽の話が出て、おれは江戸川のむらさき鯉を一度食ってみたいと云い出した者がある。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
真に食道楽の客は大かた一人で来る。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
実際巴里人には妻も子も持たないで生涯の愛を舌に捧げる食道楽がたくさんある。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
「おれも一生かなりよく食った――」 マデレーン寺院の片頬を染めた春の西日が全く落ちて道路につぶつぶの燈と共に食酒を飲んだあとの男女の群が華やかに浮出るころ、もう早目の食道楽の客がラリュウの右側の部屋に二人三人席を占めていた。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
フランス政治家にはブリアン始め食道楽が多い。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
その詞句の投げ返しがあまり適確に彼に刺さったのとラジカリストも食道楽である事を発見したのと二重の興味の上からフォワイヨの名前は巴里人に名高くなった。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
偏屈人に対しては妙に心理洞察のカンのある彼は、食道楽であるこの中老紳士の舌を、その方面から暗んじてしまって、嗜慾をピアノの鍵板のように操った。
— 岡本かの子 『食魔』 青空文庫
) また前項にちょっと述べ置いたトルーフル菌は欧州に食道楽の旅をした人のあまねく知るもので、予は余りゾッとせぬが彼方では非常に珍重し、予の知人にトルーフルを馳走するとの前置きで、いかがわしい女を抱き捨て御免にして智謀無双と自ら誇っていた者があった。
— 猪に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
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食道楽(くいどうらく、くひだうらく、しょくどうらく)とは、道楽のひとつで、うまいものを食べたり、料理を作ったりすることに熱中し、それを生き甲斐にすること。およびそうしたことをする人。
出典: 食道楽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0