美味
びみ
名詞形容動詞頻度ランク #9676 · 青空 568 例
標準
exquisite flavor (flavour)
文例 · 用例
勿論それは余りお菓子の欲しくない人が駄菓子の方が寧ろ美味い、といふ時のやうなふうにして発生した通念と見えるが、それにしても、一応の由来はあると思へるので、一寸その事に就いて云つてみれば、 西洋人の方が、我々よりも尠くも形の上では楽天的である、従つて即興的であるよりも構成を怡しむ習性を一層持つてゐる。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
どつちにしても、明治以来の我が文化は不消化なものであり、母親の作つたオムレツみたいに美味い不美味いの、ともかくも納得のいく料理といふものは食つたことのない文化である。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
精養軒は美味いのであり、おふくろのオムレツは不美味いのである?
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
僕が美味しい美味しいと、そのお魚フライを食べてゐると、やがてツカツカと、白い大きい※ーレをかぶり、青い洋服に薄い焦茶のストッキングをはいた、大きなアメリカの小母さんが這入つて来ました。
— 中原中也 『夜汽車の食堂』 青空文庫
去年の正月ある人に呼ばれて東京一流の料亭で御馳走になったときに味わった雑煮は粟餅に松露や蓴菜や青菜や色々のものを添えた白味噌仕立てのものであったが、これは生れてから以来食った雑煮のうちでおそらく一番上等で美味な雑煮であったろうと思われる。
— 寺田寅彦 『新年雑俎』 青空文庫
けれども刺身と焼肉が何より美味いという人には、到底真の料理を語ることは出来ない如く、芸術の潤いを感取し得ないような人に詩趣を語ることは出来ないと思ってる。
— 伊藤左千夫 『歌の潤い』 青空文庫
美味いわよ、とっても」 「それで……もう帰ったのか」 「お客様?
— 山中貞雄 『森の石松』 青空文庫
「不味いものを食うくらいならいっそ、くたばった方がいい」 これは、美味のないとき、膳の上の食品を罵倒する敬蔵の云い草だが、ひょっとすると、それが辛辣な事実で父娘の身の上の現実ともなりかねない今日この頃では、敬蔵もうっかり自分の言葉癖は出しにくかった。
— 岡本かの子 『渾沌未分』 青空文庫
作例 · 標準
幼い頃に食べた母の料理の美味が忘れられない。
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このワインは、口に含んだ瞬間に広がる美味が特徴だ。
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地元の食材を使った料理は、まさに美味としか言いようがない。
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標準
delicacy
作例 · 標準
海外旅行の醍醐味は、その土地ならではの美味を堪能することだ。
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季節の魚を使ったこの料理は、この店の美味として有名だ。
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遠方からのお客様のために、地元の美味をたくさん用意した。
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