短見
たんけん
名詞
標準
narrow view
文例 · 用例
しかしそういうのは、新聞経営者として実に短見ではあるまいか。
— 森鴎外 『ヰタ・セクスアリス』 青空文庫
極端な例を挙げれば、醜業婦の渡航を国辱である如く騒ぐは短見者流の島国的愛国論であって、醜業婦の行く処必ず日本の商品を伴い日本の商業を発達させ日本の地盤を固めて行く。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
女流作家の芸術とは、そういう装いになり、それを装いであるが故に嘘だとするのは、私たちの短見なのだ。
— 宮本百合子 『婦人作家』 青空文庫
女流作家の芸術とは、そういう装いにあり、それを装いであるが故に嘘だとするのは私たちの短見なのだ。
— 宮本百合子 『婦人と文学』 青空文庫
あるいはこれは私が「母性の国庫保護説」を主張される女史たちに対して「短見者流」という評語を加えたることに由って憤激されたのかも知れませんが、女史たちの主張が短見であり幻想であることは、一条忠衛氏が本年一月の『六合雑誌』で明晰に論断しておられます。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
女史たちが一条氏のあの議論をまだ今日まで論破されない限り「短見者流」の評語は不当でないと信じます。
— 与謝野晶子 『婦人改造の基礎的考察』 青空文庫
なぜなら、これより少しく短見的ではあるが、時勢にうとい私でさえ、砂糖砂糖と騒がれてる頃、今に砂糖時代は過ぎてやがて食塩時代が来ると言ったものだ。
— 豊島与志雄 『三木清を憶う』 青空文庫
自分の見ようとして居た或人生の実相が、事実は認め得たと思った真相とは遙に異ったものである場合、自分が見損ったと云うことは、見そこなう自分の愚、短見を自覚したと云うことだ。
— 一九二二年(大正十一年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼の経営判断は、市場の大きな流れを見誤った短見に過ぎなかった。
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その評論家の短見は、多くの読者から批判された。
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一時の感情に流された短見で、将来を台無しにしてはいけない。
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