家督相続
かとくそうぞく
名詞
標準
succession to headship of a family
文例 · 用例
手代等は若檀那子之助の前途を気遣って、大坂町に書肆を開いている子之助の姉婿摂津国屋伊三郎を迎えて、家督相続をさせようとした。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
天正十六年十月四日、岡豊から大高坂へ移ったばかりで未だその城普請の最中であった領主の長宗我部元親は城中へ一族老臣を集めて家督相続の評定をした。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
この時、管領細川勝元と山名宗全は互に勢力を争ひ、畠山・斯波の両管領家にも相続の争ひがあり、たま/\、将軍家にも家督相続の争ひが起り、それ/″\、聯合して、敵味方に別れて、後土御門天皇の応仁元年、京都の内外で戦争を始めた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
それから五十日の喪に服した後、さらに江戸まで申請して、いよいよ家督相続がきまるまでにまた二か月かかった。
— 寺田寅彦 『柿の種』 青空文庫
隠密の期限は一年で、それが三年をすぎても帰って来なければ、出先で殺されたものと認めて、その子か又は弟に家督相続を仰せ付けられることになっていました。
— 旅絵師 『半七捕物帳』 青空文庫
従四位下侍従兼肥後守光尚の家督相続が済んだ。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
それから弥一右衛門の追腹、家督相続人権兵衛の向陽院での振舞い、それがもとになっての死刑、弥五兵衛以下一族の立籠りという順序に、阿部家がだんだん否運に傾いて来たので、又七郎は親身のものにも劣らぬ心痛をした。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
帰って休息いたせ」 竹内数馬の幼い娘には養子をさせて家督相続を許されたが、この家はのちに絶えた。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
作例 · 標準
当主が亡くなり、急遽、家督相続の手続きが進められた。
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家督相続の権利について、法律的な見解を求めた。
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兄は家督相続を望まず、弟がその役目を引き継いだ。
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