帰命
きみょう
名詞
標準
devoting one's life to the Buddha
文例 · 用例
帰命頂礼、賽ころ明神の兀天窓、光る光る、と追従云うて、あか柄杓へまた一杯、煽るほどに飲むほどに、櫓拍子が乱になって、船はぐらぐら大揺れ小揺れじゃ、こりゃならぬ、賽が据らぬ。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
南無新聞紙菩薩、帰命頂礼。
— 大田 『行乞記』 青空文庫
早や、小刀を……、小刀を……、」「帰命頂礼、南無不可思議、帰命頂礼、南無不可思議。
— 泉鏡太郎 『神鑿』 青空文庫
僧はすこしもふるへずに信徒の前に立てるやう、妙音|澱なく、和讃を咏じて、「帰命頂礼」の歌、常に異らず、声もほがらに、 「全能の神、爾等を憐み給ふ。
— 上田敏 『海潮音』 青空文庫
僧はすこしもふるへずに信徒の前に立てるやう、妙音澱なく、和讃を咏じて、「帰命頂礼」の歌、常に異らず、声もほがらに、 「全能の神、爾等を憐み給ふ。
— 上田敏訳詩集 『海潮音』 青空文庫
昭和二十二年春東京 鷺宮 無窓塾高神覚昇第一講 真理の智慧般若波羅蜜多心経(一切智に帰命し奉る) 心経の名前 ここに『般若心経』の講義をするに当りまして、最初にはしがきとして、『心経』の経題すなわち『般若心経』という名前について、お話ししておきたいと思います。
— 高神覚昇 『般若心経講義』 青空文庫
『涅槃経』には「仏に帰依せん者はつゐにまたその余のもろもろの天神に帰依せざれ」といい、『般舟三昧経』には「みづから仏に帰命し、法に帰命し、比丘僧に帰命せよ。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
又戒名は帰命院妙乗日進大姉である。
— 芥川龍之介 『点鬼簿』 青空文庫