慈悲心
じひしん
名詞
標準
merciful heart
文例 · 用例
折角、自分は善良な慈悲心でして居るつもりのことが、利己主義の慈悲心になっては残念です。
— 岡本かの子 『慈悲』 青空文庫
折角、自分は善良な慈悲心でしているつもりのことが、利己主義の慈悲心になっては残念です。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
女性には柔軟な優しみ、惻々たる慈悲心、風雅な淑かさ、繊細な可憐さなどの情緒が蓄積されて来ます。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
時すがら悪き病疾に罹れるやらむ、近寄りては面倒、と慈悲心無き男なれば遠くより素通りしつ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
しかれども懸賞して細民を賑わすにしかずと、一片の慈悲心に因りて事ここに及べるなり、と飯炊に雇われたる束髪の老婦人、人に向いて喋々その顛末を説けり。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
――世の中のうろたへものは、佛法僧、慈悲心鳥とも言ふであらう。
— 泉鏡太郎 『飯坂ゆき』 青空文庫
それで保胤は性来慈悲心の強い上に、自ら強いてさえも慈悲心に住していたいと策励していたことであろうか、こういうことが語り伝えられている。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
寂心は若い時から慈悲心牛馬にまで及んだ人である。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
作例 · 標準
困っている人を見かけたら、たとえ小さなことでも慈悲の手を差し伸べたい。
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