新開
しんかい
名詞
標準
opening (of uncultivated land)
文例 · 用例
小出新道ここに道路の新開せるは直として市街に通ずるならん。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
ニイチエの説によると、絶えず働くと言ふことは、賤しく俗悪の趣味であり、人に文化的情操のない証左であるが、今の日本のやうな新開国では、絶えず働くことが強要され、到底閑散の気分などは楽しめない。
— 萩原朔太郎 『喫茶店にて』 青空文庫
佐世保もただ殺風景な新開町であった。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
昨日の雨でぐじゃぐじゃになった新開街路を歩いているとラジオドラマの放送の声がついて来る。
— 寺田寅彦 『子規自筆の根岸地図』 青空文庫
近年急に襲うて來た「改造」の嵐の爲に、我邦の人の心に自然なあらゆるものが根こぎにされて、其の代りにペンキ塗りの思想や蝋細工のイズムが、新開地の雜貨店や小料理屋のやうに雜然と無恰好に打建てられて居る最中に、それ程とも思はれぬ天然の風景が方々で保存せられる事になるのは、せめてもの事である。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
午後に子供を一人つれて、日暮里の新開町を通つて町はづれに出た。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
新開地を追うて來て新に店を構へた仕出し屋の主人が店先に頬杖を突いて行儀惡く寢ころんで居る眼の前へ、膳椀の類を出し並べて賣り付けようとして居る行商人もあつた。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
想ふに「場末の新開町」といふ言葉は今の東京市の殆んど全部に當嵌まる言葉である。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
作例 · 標準
この地域は、江戸時代に大規模な新開が行われ、新たな田畑が広がった。
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山間部の新開地では、昔ながらの生活様式が今も残っている。
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村人たちは協力して新開を進め、豊かな実りを得た。
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ウィキペディア曖昧さ回避
新開(しんかい・しんがい・しびらき・しんびらき)
日本の自治体名
日本の地名
- 新開町 (曖昧さ回避)
- 新開(しびらき) — 埼玉県さいたま市桜区の地名。古くは北足立郡新開村。
- 新開地(しんかいち) — 神戸市兵庫区の地名。
- 新開池(しんかいいけ) — 現在の大阪市鶴見区・東大阪市・大東市にまたがって存在していた池沼で、現在の鴻池新田に相当。
- 新開(しんかい) — 鳥取県米子市の地名
- 新開(しんがい) — 呉市広島県のエリア名称。
- 新開(しんびらき) — 徳島県板野郡北島町太郎八須の地名。
中国の地名
関連項目
出典: 新開 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0