不覚にも
ふかくにも
表現
標準
though one didn't intend (expect) to
文例 · 用例
私は不覚にも、鏡の中で少女に笑いかけてしまった。
— 太宰治 『美少女』 青空文庫
親指の股に仕事|疣のはいった巌丈な手が、不覚にも心持ち戦えるのを感じた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
」 と言いながら、道子は不覚にも涙を落し、「あ、こんなに取り乱したりして、きっと口答試問ではねられてしまうわ。
— 織田作之助 『旅への誘い』 青空文庫
それよりも、むしろ幸子の夫である僕が、彼の犯罪を悉く知っているばかりでなく、彼が不覚にも成し遂げなかった目的を、代って果してやったと、打ち明けた方が、余程効果のある趣向ではないだろうか……」 旻は低い呻き声をあげた。
— 渡辺温 『勝敗』 青空文庫
三浦君は、ことしの十二月、大学を卒業して、すぐに故郷へ帰り徴兵検査を受けたが、極度の近視眼のために、不覚にも丙種であった。
— 太宰治 『律子と貞子』 青空文庫
不覚にも私は、ずるずる幹づたいに滑り落ちた。
— 太宰治 『猿ヶ島』 青空文庫
その有様を見ているうちに、さすがに私も、この弟子たちと一緒に艱難を冒して布教に歩いて来た、その忍苦困窮の日々を思い出し、不覚にも、目がしらが熱くなって来ました。
— 太宰治 『駈込み訴え』 青空文庫
」不覚にも蒼ざめている。
— 太宰治 『古典風』 青空文庫
作例 · 標準
静まり返った図書館で、面白すぎる漫画を読んで不覚にも吹き出してしまった。
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大事な商談の最中に、連日の寝不足のせいで不覚にも居眠りをしてしまった。
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映画の感動的なラストシーンを観て、人前なのに不覚にも涙を流してしまった。
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