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不意に

ふいに
副詞
1
標準
suddenly
文例 · 用例
」 父が不意にそんなことを私に言つた。
中原中也 その頃の生活 青空文庫
然るにその瞬間、不意に例の反対衝動が起って来る。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
」と罵る言葉が、不意に口をついて出て来るのである。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
白痴の主人公は、愛情の昂奮に駆られた時、不意に対手の頭を擲ろうとする衝動が起り、抑えることが出来ないで苦しむのである。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
今では多人数の会へ出ても、不意に人の頭をなぐったり、毒づいたりしようとするところの、衝動的な強迫観念に悩まされることが稀れになった。
萩原朔太郎 僕の孤独癖について 青空文庫
どうかするとこの影が小川へ飛込んで見えなくなったと思うと、不意に向うの岸の野菊の中から頭を出す。
寺田寅彦 青空文庫
又五分位すると不意に思出したやうに一陣の風がどうつと吹きつけてしばらくは家鳴り震動する、又ぴつたりと止む。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
また五分くらいすると不意に思い出したように一陣の風がどうっと吹きつけてしばらくは家鳴り震動する、またぴたりと止む、するとまた雨の音と川瀬のせせらぎとが新たな感覚をもって枕に迫って来る。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
作例 · 標準
暗い夜道を歩いていると、不意に背後から声をかけられて心臓が止まるかと思った。
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映画の悲しいシーンを見て、不意に涙がこぼれ落ちた。
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穏やかだった海が、不意に強い風が吹き始めて荒れだした。
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不意に(ふいに) — 幻辞.com