村八分
むらはちぶ
名詞頻度ランク #39119 · 青空 11 例
標準
ostracism
文例 · 用例
それのみじゃございません、怪我にでも一人の女の肌を見てしまったものは、否が応でも、その女を自分のものにして、面倒を見なけりゃならねえおきてになっているのでございます、それをしなけりゃ村八分、いや、荒神様の怖ろしい祟りがあるのでございまして。
— 椰子林の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
そのときはみな、きっと済まなかったと思うに違いない」 それでも、ずっとこの村で育ってきて、子どもの頃は皆から甘やかされ、ほめられてきた、まだ十六歳にも満たない少年にとって、無実の罪のためにこの小さな村で村八分の目にあうことは、大変つらいことでした。
— A Dog of Flanders 『フランダースの犬』 青空文庫
近頃じゃ、なんかと言うと直ぐに国策だ国策だで、ちょっと何かすると駐在まで乗り出して、人の事を国賊だと言ったり、村八分にするだなんとおどかしたり、うるさい世の中になってきたからなあ?
— 三好十郎 『樹氷』 青空文庫
村八分同然でありながら、彼はある種の市民精神を失わなかった。
— H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft 『チャールズ・デクスター・ウォードの事件』 青空文庫
だけど芹沢の方じや近所の家を抱きこんで、喜十さんとこを村八分にしろだなんて、寄合いを開いたりして、事実上、村では喜十さんとことは誰一人附き合わなくなりやした。
— 三好十郎 『ぼたもち』 青空文庫
……シーンとした中に火じろの火のはぜる音と、柱時計のカツ、カツ、カツと刻む音)りき ……喜十よ、お前がなあ、村八分になりかかつとるについては、お前の方からは金五郎にも村の衆にも悪い事はなんにもしなかつただな?
— 三好十郎 『ぼたもち』 青空文庫
りき 村八分になろうと七分になろうと、そつたらこと捨てて置いて百姓しろ。
— 三好十郎 『ぼたもち』 青空文庫
新一 村八分なんていう、そんな封建的な事、間ちがつてるよ!
— 三好十郎 『ぼたもち』 青空文庫
作例 · 標準
共同体の掟を破ったことで、その一家は周囲から村八分の扱いを受けてしまった。
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現代社会においても、陰湿な嫌がらせによって実質的な村八分に追い込まれるケースがある。
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「村八分なんて、今の時代にあるまじき行為だよ」と彼は憤慨した。
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標準
complete ostracism of a household (the harshest punishment in Edo-period village law)
作例 · 標準
かつての村八分では、葬儀と火事の二事以外の交流が一切絶たれたという。
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江戸時代の厳しい村法において、村八分は共同体からの追放に近い最も重い制裁だった。
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隣近所の助けなしには生きていけない時代、村八分にされることは死活問題だった。
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