金策
きんさく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #36634 · 青空 186 例
標準
(means of) raising money
文例 · 用例
それについて妾は二重にも、三重にも金策をしなくてはならない破目になっているのよ。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
翌日亨一は金策の為東京へ出かけた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
金策の宛もないのに、無暗に意張つて、貴方の折角の決心を遮つた。
— 平出修 『計画』 青空文庫
翌日亨一は金策の爲東京へ出かけた。
— 平出修 『計畫』 青空文庫
ここに思い到りて、白糸はいまだかつて念頭に浮かばざりし盗というなる金策の手段あるを心着きぬ。
— 泉鏡花 『義血侠血』 青空文庫
それをそんな風に金貸したろかと言いふらし、また、頼まれると、めったにいやとはいわず、即座によっしゃと安請合いするのは、たぶん底抜けのお人善しだったせいもあるだろうが、一つには、至極のんきなたちで、たやすく金策できるように思い込んでしまうからなのである。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
頼まれて、よっしゃ、今ないけど直ぐこしらえて来たる、二時間だけ待っててくれへんかと言って、教室を飛び出すものの、じつはあの人には金策の当てが全くないのだ。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
こうーつと、いろいろと考えていると、頭が痛くなり、しまいには、何が因果で金借りに走りまわらんならんと思うのだが、けれど、頼まれた以上、というのはつまり請合った以上というのに外ならないのだが、あの人にとってはもはや金策は義務にひとしい。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫