敏腕家
びんわんか
名詞
標準
capable person
文例 · 用例
そして、『あれで君、彼奴はS――社中では敏腕家なんだ。
— 石川啄木 『札幌』 青空文庫
同宿の坊さんはなか/\の物知りである、世間坊主としては珍らしい、たゞ物を知つてゐて物を味はつてゐない、酒好きで女好きで、よく稼ぎもするがよく費ひもする、もう一人の同宿老人は気の毒な身の上らしい、小学校長で敏腕家の弟にすがりつくべくあせつてゐる、煙草銭もないらしい一服二服おせつたいしてあげた。
— 種田山頭火 『行乞記』 青空文庫
そうして私の後釜には、私が初歩から教育した敏腕家で、この二三年の間に異数の抜擢を受けた私の腹心の志免不二夫が、警視に昇進すると同時に坐ることになった。
— 夢野久作 『暗黒公使』 青空文庫
今回のヨーロッパの大戦乱について、イギリスはその軍需品の供給を充分にするために、新たに軍器省を置き、閣員中第一の敏腕家なるロイド・ジョーヂ氏を軍器大臣に任じ、また「軍器法」(Munitions Act)というを制定した。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
今回のヨーロッパの大戦乱について、イギリスはその軍需品の供給を充分にするために、新たに軍器省を置き、閣員中第一の敏腕家なるロイド・ジョーヂ氏を軍器大臣に任じ、また「軍器法」(Munitions Act)というを制定した。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
ヘンダスンという男は、イギリスの特務機関にその人ありと知られた敏腕家で、赭ら顔の、始終にこにこしている、しかし時として十分ぴりりとしたことをやってのける、軍人というよりも、ジャアナリズムの触手の通信員|型の人物だった。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
そこへノッソリ這入って来たのは、A新聞社の西警察係、太田君という敏腕家。
— 国枝史郎 『人を呪わば』 青空文庫
あるきまった型の女の人だけがそうで、キリキリ意地っぱりの敏腕家という姐さん芸者や女将などがそうなのである。
— ――ゴロー三船とマゴコロの手記―― 『ジロリの女』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は若くして敏腕家として知られ、多くのプロジェクトを成功に導いた。
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