口を切る
くちをきる
表現動詞-五段-ラ行
標準
to be the first to speak
文例 · 用例
『少し訊ねたいことが有りますので、』と僅かに口を切るや、父は早くも様子を見て取ったか『何じゃ。
— 国木田独歩 『運命論者』 青空文庫
而して屹と頭を擧げて、「何、君」と勢よく口を切る。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
相島が、「どうです、もう寢ようか」と口を切ると、井田も、「左樣ですね」と重く贊成をしたが身體は割合に輕く立上つた。
— 有島武郎 『半日』 青空文庫
だが華岡の口を切る前に傍にいた寛三が割り込んでしまった。
— 岡本かの子 『勝ずば』 青空文庫
」 ひとりがこう言って口を切ると、実は自分も見たという者が続々あらわれた。
— 岡本綺堂 『百物語』 青空文庫
「八尾政」を出ると、はじめて野崎はおずおずと口を切るのだった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
はなしは煙りであつて、あとさきもなく、口を切ると同時に虚無である。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
『その何です、吾々は○○の辯護士會から、少し取り調べたいことがあつて上つたのですが、それは御當家の先だつての盜難に關してますので、甚だ御迷惑でせうが……』と、一人が口を切ると、細君は皆まで言はせず引き取つて、『はあ、まあ、左樣でございましたか。
— 水野仙子 『女』 青空文庫
作例 · 標準
沈黙が続く中、彼が最初に口を切って会議が始まった。
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パーティーで初対面の人ばかりの中、彼女が明るく口を切って場が和んだ。
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重苦しい沈黙を破って、部長が口を切った。「今期の業績について話し合いたい」
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標準
to open something for the first time
作例 · 標準
一年熟成させたワインの栓を、ついに口を切った。
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新しく届いたばかりの日本酒を、皆で囲んで口を切った。
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新年の宴席で樽酒の口を切り、乾杯の音頭が取られた。
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