神仏混淆
しんぶつこんこう
名詞
標準
synthesis of Shintoism and Buddhism
文例 · 用例
神仏混淆は日本で起り、道仏混淆は支那で起り、仏法|婆羅門混淆は印度で起っている。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
時はあたかも神仏混淆の禁じられた時代で、祭神のはっきりしない神社は破却の運命に遭遇していたので、この小袋明神も再建を見ずして終った。
— 岡本綺堂 『こま犬』 青空文庫
これは神仏混淆の例証ではありませんが、やはり神仏区別のお布令からして仏様側が手酷しくやられた余波から起った事柄であります。
— 本所五ツ目の羅漢寺のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
これまではいわゆる両部混同で何の神社でも御神体は幣帛を前に、その後ろには必ず仏像を安置し、天照皇大神は本地大日如来、八幡大明神は本地|阿弥陀如来、春日明神は本地釈迦如来というようになっており、いわゆる神仏混淆が行われていたのである。
— 神仏混淆廃止改革されたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
政府はこの弊を矯めるがために神仏混淆を明らかに区別することにお布令を出し、神の地内にある仏は一切取り除けることになりました。
— 神仏混淆廃止改革されたはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
むかしは日輪寺も氷川神社も一緒でありましたが、明治の初年に神仏混淆を禁じられたので、氷川神社は服部坂の小日向神社に合祀されることになって、社殿のあとは暫く空地のままに残っていましたが、今では立ち木を伐り払って東京府の用地になっているようです。
— かむろ蛇 『半七捕物帳』 青空文庫
いずれは露れ出ることであるからは、最初に云っても良いとも思われたが、神仏混淆の権現造の建築に、さらにカソリックの尖塔を加える困難は、ただ建築様式として見た場合に於てさえ未曾有の苦心を要することであった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
かういふ事をいふと、実際神仏混淆の形はあるが、諸君が心中に不服を抱かれる前に、一考を煩はしたい問題がある。
— 折口信夫 『盆踊りと祭屋台と』 青空文庫
作例 · 標準
日本の古い信仰形態には、神仏混淆の思想が色濃く残っている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
神仏混淆は、日本人の宗教観に深く根差していると言える。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史を学ぶ上で、神仏混淆が果たした役割は非常に大きい。
幻辭AI · gemini-2.5-flash