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緇素

しそ
名詞頻度ランク #19216 · 青空 6
1
標準
priests and laymen
文例 · 用例
緇素月見樒つみ鷹すゑ道をかへゆけど見るは一つの野路の月影 この歌は『古今』よりも劣りたる調子なり。
正岡子規 曙覧の歌 青空文庫
同じく舟を椋湖に泛べた緇素とは誰々か。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
しかしそれが結果する悲運ときたらだ、いやといふほど味はつてゐる。
中原中也 夏と悲運 青空文庫
神よ、しかしそれがよく編みなされてゐればゐる程、破れる時には却て速かに乱離することを知つてをります。
小林秀雄に 我が祈り 青空文庫
彼がもしそのことを欺いたとして、当今人々は云ふのである、「それはお前だけのことだ、お前の註文があるだけのことだ」と。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
しその簡潔とは、原稿紙に臨んでからのことであるよりも、寧ろそれ以前の、凝集を謂つてゐるのである。
中原中也 菊岡久利著「貧時交」 青空文庫
しそれとても一朝一夕に叶ふことでもありますまいが、そのためにはまづ、詩人が一体に固くなりすぎてゐることが、まづは打解されなくてはなりますまい。
中原中也 近時詩壇寸感 青空文庫
しその海の上にも星変り、月変つて、――と茲で、私の目は漸く海を去つて、なんだか海と空との中間の奥といつた感じの方角に、過ぎ逝ける諸世紀が、黒光りする中世の武具の色をして、堵をなして潜んでゐるやうに感じられる。
――人と海―― 海の詩 青空文庫