梅見
うめみ
名詞
標準
plum-blossom viewing
文例 · 用例
また例えば、清元の「十六夜清心」のうちの「梅見帰りの船の唄、忍ぶなら忍ぶなら、闇の夜は置かしやんせ」のところも同様の形をもっている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
梅見と言う時節でない。
— 泉鏡花 『二、三羽――十二、三羽』 青空文庫
この頃の寒い風もきょうは忘れたように吹きやんで、いわゆる梅見|日和の空はうららかに晴れていた。
— 大森の鶏 『半七捕物帳』 青空文庫
梅見る人か、あらぬか、用ありげに忙く踏立つる足音なりき。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
梅も、花は花なれども、梅を見にゆくことを花見とは云はずして、梅見といふ。
— 大町桂月 『久地の梅林』 青空文庫
梅見には餘程の勇氣を要す。
— 大町桂月 『梅の吉野村』 青空文庫
繪葉書を送るとて、裸男駄句りて曰く、來ぬ友を惜む梅見の日和かな 山を下れば、老樹最も繁き處に、掛茶屋あり。
— 大町桂月 『梅の吉野村』 青空文庫
雨に濡れての梅見でもあるまじと斷念して、下るより早く、乘りて引返す。
— 大町桂月 『越ヶ谷の半日』 青空文庫