気負う
きおう
動詞-五段-ウ行動詞-自動詞
標準
to get worked up
文例 · 用例
私は気負うて行ったので、拍子ぬけがした。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
敗れを取るのは知れているので、気負う精神を押し沈め、谷を睨んで突っ立った。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
すでに、そういう占う男の言葉によらなくとも、何か気負うた生絹の眉や眼の奥にも、難波の土の匂いはとうに失せていた。
— 室生犀星 『荻吹く歌』 青空文庫
――勝利に気負う大股で、彼は議場を出ていった。
— ELIZABETH AND ESSEX 『エリザベスとエセックス』 青空文庫
――が、近ごろはとんと零落の様子、その息子とあるがゆえに、見くびって、門前ばらいも済まぬ、というて、気負うている若い小せがれに、試合を挑まれて、柳生家が叩いて帰しても始まらぬ」「伝七郎とかいう者、なかなか自信があるらしゅうございます。
— 水の巻 『宮本武蔵』 青空文庫
むしろ、波上にあらわれた大魚の背を見て気負う漁師のように、「それっ、将門だぞ」「将門をねらえ。
— 吉川英治 『平の将門』 青空文庫
「――が、待て」 と、藤吉郎は、早くも気負う面々を制して云った。
— 第三分冊 『新書太閤記』 青空文庫
彼は気負うほどな実績を、信玄の死後にも挙げていた。
— 第五分冊 『新書太閤記』 青空文庫
作例 · 標準
「大丈夫、そんなに気負わないで。いつも通りやればいいんだから」と母が声をかける。
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大役を任されたことでどうしても気負ってしまい、ここ数日はろくに眠れていない。
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ベテランの投手は気負う様子もなく、淡々とアウトを積み重ねていく。
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「失敗したらどうしよう」と気負うあまり、バットを振る手がわずかに震えた。
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