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既往

きおう
名詞名詞-の形容詞頻度ランク #36453 · 青空 137
1
標準
the past
文例 · 用例
ことに今日のごとく各方面の科学は長足の進歩を遂げてその間口の広い事、奥行の深い事、既往の比でない。
寺田寅彦 科学上における権威の価値と弊害 青空文庫
)そういっては分るまいが、己の既往の事が向うにみんな分ったのだから、己のかいた絵も、それがどんな絵か、どんな感情の絵かという事は向うに知れているのだ。
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 家常茶飯 青空文庫
わが既往の失敗とがめず、もいちど信じてだまって持たせて呉れたなら、私いのち投げてもプレート守ったにちがいない。
――(生れて、すみません。) 二十世紀旗手 青空文庫
」 光景の陰惨なのに気を打たれて、姿も悄然として淋しげに、心細く見えた女賊は、滝太郎が勇しい既往の物語にやや色を直して、蒼白い顔の片頬に笑を湛えていたが、思わず声を放って、「危いねえ!
泉鏡花 黒百合 青空文庫
「某甲當年何十何歳、自ら顧みるに從來の自己は自己の豫期したりし所に負くこと大にして、而して今日に及べり、既往は是非に及ばず、今後は奮つて自ら新にし、自己をして善美のものたらしめ、從つて自己の目的希望をして遂げしめ、福徳圓滿、自己の理想境に到達するを期せん。
幸田露伴 努力論 青空文庫
恁の如き風雲は、加能丸既往の航海史上珍しからぬ現象なれども、(一人坊主)の前兆に因りて臆測せる乘客は、恁る現象を以て推すべき、風雨の程度よりも、寧ろ幾十倍の恐を抱きて、渠さへあらずば無事なるべきにと、各々我命を惜む餘に、其死を欲するに至るまで、怨恨骨髓に徹して、此の法華僧を憎み合へり。
泉鏡花 旅僧 青空文庫
明くれば早暁、老鶯の声を尋ねて欝叢たる藪林に分け入り、旧日の「我」に帰りて夢幻境中の詩人となり、既往と将来とを思ひめぐらして、神気甚だ爽快なり。
北村透谷 三日幻境 青空文庫
更に私の君に願ふ処は君の現在の心境に、もう一度彼の既往の熱と力と美と露骨と、又彼の驚くばかりの魅力あるリズムと、生の儘の神経と感覚と、寧ろ淫するばかりの空想と狂気のやうな幻覚と醜と野蛮とを思ひきり復活さしてくれる事である。
愛の詩集のはじめに 愛の詩集 青空文庫
作例 · 標準
「これまでに入院が必要なほどの大きな病気をしたことはありますか?」と医師が既往歴を尋ねる。
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既往の成功体験に縛られることなく、市場の変化に合わせて戦略を柔軟に変えるべきだ。
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心疾患の既往がある患者に対しては、術後の経過観察をより慎重に行う必要がある。
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既往の事実関係を精査したところ、当時の証言にはいくつか矛盾点があることが判明した。
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