前意識
ぜんいしき
名詞
標準
preconscious (psychoanalysis)
文例 · 用例
これについて種々の聯想が起り、意識の中心が推移し、前の意識が対象視せられた時、前意識は単に知識的となる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
この聯想がなお前意識の縁暈としてこれに附属している時は知識であるが、この聯想的意識|其者が独立に傾く時、即ち意識中心がこれに移ろうとした時は欲求の状態となる。
— 西田幾多郎 『善の研究』 青空文庫
そういう意識されてはいないが意識され得るような無意識は、彼に従えば真の無意識ではなくて単に「前意識」に過ぎない。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
それは前意識に於て働いている一定の検閲制度がそれを禁止するからなのである。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
自我は併し、それだけではなく同時に前意識をも亦包括している。
— 戸坂潤 『イデオロギー概論』 青空文庫
作例 · 標準
精神分析において、前意識は意識と無意識の境界領域として定義される。
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ど忘れしていた名前がふと思い出されたのは、前意識に留まっていたからだろう。
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フロイトは、注意を向ければいつでも意識化できる記憶を前意識と呼んだ。
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