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輪奐

りんかん
名詞
1
標準
grand and splendid building
文例 · 用例
憾むらくは其の叙するところ、蓋し未だ十の三四を卒るに及ばずして、筆硯空しく曲亭の浄几に遺りて、主人既に逝きて白玉楼の史となり、鹿鳴草舎の翁これを続げるも、亦功を遂げずして死せるを以て、世|其の結構の偉、輪奐の美を観るに至らずして已みたり。
幸田露伴 運命 青空文庫
われは大統領の館の輪奐の美を討ねて、その華麗を極めたる空しき殿堂を經に溝渠の水面の下にあり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
今日見るのはすっかりその時と趣きを変えて、水の色も柔かく、ことに向う岸の権現の社からかけて大きな森林に萌え立った若葉の渦巻の晴々しさ、その手前に聳えた島の上の離宮の輪奐の輝やかさ、すべてみな明るい眺めに満ちていた。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
輪奐の美今更に言はず。
正岡子規 日光の紅葉 青空文庫
着色ジェリイをこんもりと型へ嵌めて打ち出して、それへウラルの七宝と、ルイ王朝の栄華と、近古ムウア人の誇示的|輪奐美とをびざんてん風に模細工した。
Mrs. 7 and Mr. 23 踊る地平線 青空文庫
四月十四日訪洛北栖賢禪寺、寺者係青龍老師之創建、雖師平生言私淑良寛上人、堂宇宏壯、不似五合庵遠、因呈一絶堂廡輪奐寺門新  堂廡輪奐、寺門新たなり、師曰求貧不得貧  師曰く貧を求めて貧を得ずと。
河上肇 閉戸閑詠 青空文庫
どんなに秘密っぽい輪奐の美があろうとも、あの無作法な風は、けっして容赦せんでしょうからな。
小栗虫太郎 黒死館殺人事件 青空文庫
さまざまなものを豊富にしっくりと抱擁してる都市、そして中央に輪奐の美を誇る幾多の殿堂が聳え、楽しい遊歩場が広く展べられてる都市、それは観賞の対象としては実に高価であるが、近代都市の観念から見れば、その機能に何か欠けたもの或は鈍ったものが感ぜらるる。
豊島与志雄 北京・青島・村落 青空文庫
作例 · 標準
かつてこの地には、輪奐の美を誇る壮大な宮殿が建っていたという。
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新しく建てられた市庁舎は、まさに輪奐を極めたと言うべき豪華さだった。
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歴史書には、その寺院がいかに輪奐たる建物であったかが詳細に記されている。
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