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険峻

けんしゅん
形容動詞名詞
1
標準
steep
文例 · 用例
大内義弘亡滅の後は堺は細川の家領になったが、其の怜悧で、機変を能く伺うところの、冷酷|険峻の、飯綱使い魔法使いと恐れられた細川政元が、其の頼み切った家臣の安富元家を此処の南の荘の奉行にしたが、政元の威権と元家の名誉とを以てしても、何様もいざこざが有って治まらなかったのである。
幸田露伴 雪たたき 青空文庫
そうすると、雪や氷の蔽っている足がかりもないような険峻の処で、そういうことが起ったので、忽ちクロスは身をさらわれ、二人は一つになって落ちて行きました訳。
幸田露伴 幻談 青空文庫
遠くより望んだよりはさらに一層の険峻で、岩は悉く削ったように聳っている。
江見水蔭 月世界跋渉記 青空文庫
× 香巌寺を辞し、渓の中途から左折して一旦山中の平坦なる路に出で、千山諸峰の中の最高峰である仙人台を左方の上に見て、次第に北へ一里ほど行き、更に左折して別の渓へ入ると、険峻な峰を直上することになつたので、私は轎を下りて歩いた。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
一浴の後に、加藤、梅原二氏と夜食を共にし、千山の景勝と険峻とを語つて、二氏の御案内の労を感謝するのであつた。
附 満蒙の歌 満蒙遊記 青空文庫
) ここに攀躋するや、悪道険峻、満身汗を流し、昨冬小笠原母島を跋渉せるときを想出す。
井上円了 南半球五万哩 青空文庫
ある道は日にさらされて険峻な坂をなしていた。
JEAN-CHRISTOPHE ジャン・クリストフ 青空文庫
ペテルブルグほど人間の心に陰鬱険峻な、奇怪な影響を与えるところはまずあまりありますまいよ。
フョードル・ミハイロヴィッチ・ドストエフスキー 罪と罰 青空文庫
作例 · 標準
目の前に立ちはだかる険峻な崖を見上げ、登山家はルートの選定に神経を尖らせた。
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その険峻な山道は、慣れた地元の人でも足を踏み入れるのをためらうほどの難所だ。
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かつてここは、険峻な地形を利用した天然の要塞として機能していた。
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