小丘
しょうきゅう
名詞
標準
hillock
文例 · 用例
雜木の小丘を截つて附けた坂としてはわたりが長く隨つて茅萱野草に掩はれた一方の崖下は深くて長かつた。
— 岡本かの子 『狂童女の戀』 青空文庫
階上==階段を昇り詰めた取付きの右=小丘がある……否、小丘の如き素焼の大器に、それよりもなほ広い輪郭に枝葉を張つた樹齢幾十年の大紅椿の一株活け。
— 岡本かの子 『花は勁し』 青空文庫
遠い小丘の下に盛装した一群が現はれた。
— 木下杢太郎 『市街を散歩する人の心持』 青空文庫
合歓の木が緑の影を浸している小丘の裾のさゝ川。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
わたくしは何か心の記念のように渚の草の葉を毟り、流れに一葉舟を泛べてからまた小丘の上へ登って行きました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
此の殆んど何里四方小丘の起伏する自然公園は青く椀状にくねってロンドン市の北端を抱き取って居る。
— 岡本かの子 『ガルスワーシーの家』 青空文庫
二人は間を二三間隔てて糸を垂れている、夏の末、秋の初の西に傾いた鮮やかな日景は遠村近郊小丘樹林を隈なく照らしている、二人の背はこの夕陽をあびてその傾いた麦藁帽子とその白い湯衣地とを真ともに照りつけられている。
— 国木田独歩 『富岡先生』 青空文庫
向ひ山、こなたの小丘、見るものはみな枯木のみ。
— 北原白秋 『観相の秋』 青空文庫
作例 · 標準
なだらかな小丘に登ると、眼下にのどかな田園風景が広がり、遠くには海が見えた。
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夕暮れ時、小丘の上に立つ一本のポプラの木が影を長く伸ばしている。
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子供たちは小丘の頂上から勢いよく駆け下り、芝生の上で転がって遊んでいる。
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