流れ寄る
ながれよる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞
標準
to drift together
文例 · 用例
三十|有餘名の、日頃は鬼とも組まん水兵等も、今は全く無言に、此處に一團、彼處に一團、互に顏を見合はすばかりで、其中に二三|名は、萬一にも十二の樽の中一つでも、二つでも、海濱に流れ寄る事もやと、甲斐/″\しく巡視に出かけたが、無論宛になる事では無い。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その記憶といふのは、ロフオツデンの岸には、一旦モスコエストロオムの渦巻に巻き込まれて、又浮いて来た色々な品物が流れ寄ることがあつたのでございます。
— A DESCENT INTO THE MAELSTROM 『うづしほ』 青空文庫
男の梶のとり方ひとつで、どんな波風と闘ってもきっと向うの岸へ流れ寄ることが出来る。
— 岡本綺堂 『番町皿屋敷』 青空文庫
頭が沈みこむとぬるりと四方からその跡を埋めに流れ寄る泥の動揺は身の毛をよだてた。
— 有島武郎 『クララの出家』 青空文庫
その後暑さ寒さの何年かを冬は流氷の流れ寄る網走に送つた。
— 島木健作 『東旭川村にて』 青空文庫
すると先刻までは何処に居たのか水音も為せなかった沢山の軽舸が、丁度流れ寄る花弁のように揺れながら、燈影の華やかなパゴラの周囲に漂い始めます。
— 宮本百合子 『C先生への手紙』 青空文庫
すると、おどろ怖ましい薄ドロにつれて、下手から、菰をかぶった一枚の杉戸が流れ寄る。
— 小栗虫太郎 『人魚謎お岩殺し』 青空文庫
流れ寄る黄昏にせばめられた荒涼。
— 坂口安吾 『麓』 青空文庫
作例 · 標準
太平洋を漂流するゴミが、大きな塊となって流れ寄ってきた。
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寂しい気持ちになった夜は、友人と自然と流れ寄って語り合った。
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小石や砂が波によって少しずつ流れ寄り、小さな砂浜を形成している。
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