匿う
かくまう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to shelter (e.g. a fugitive)
文例 · 用例
亭主もし二の足ふまば我が職掌をいうべきなれど、蔵匿うことを承知したればそれにも及ばず都合|可し。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
衆生済度を旨と致すわれら仏弟子が、救いを求めてすがり寄る罪びとを大慈大悲の衣の袖に匿うたとて何の不思議がござる。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
それなる替え難い浄財を尊き霊地に於てスリ取った不埒者匿うことが、何の慈悲じゃッ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫
」「物見に行った仲間達で」「何故俺達の敵の子を神聖な社殿などへ隠匿うのだ?
— 国枝史郎 『加利福尼亜の宝島』 青空文庫
隠匿ってくだされ」「はて隠匿うとおっしゃいますのは?
— 国枝史郎 『大鵬のゆくえ』 青空文庫
(陣十郎とかいうお侍さん、随分怖そうなお侍さんだが、あんな人の眼をこっそり盗んで、鴫澤主水とかいうお侍さんを、こんな所へ隠匿うなんて……血腥さい事件でも起こらなけりゃアいいが) これを思うと弁三爺さんは、不安で恐ろしくてならなかった。
— 国枝史郎 『剣侠』 青空文庫
その姫の手で隠匿うからには、いよいよ俺の持ち物にはならぬ。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
どんな人間でも匿う穴や、小道の多い東京へまた戻る決心をした。
— 宮本百合子 『日は輝けり』 青空文庫
作例 · 標準
追っ手から逃れてきた若者を、村人たちは密かに寺の床下に匿い、夜が明けるのを待って山へ逃がした。
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「おい、まさか指名手配されている友人を、内緒で自分のアパートに匿っているんじゃないだろうな?」
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嵐の激しい夜、怪我をして動けなくなっていた子狐を納屋に匿って、翌朝まで介抱してやった。
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