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古色蒼然

こしょくそうぜん
形容詞-たる副詞-と
1
標準
antique-looking
文例 · 用例
從つて古色蒼然たる脇立の青鬼赤鬼も、蛇矛、長槍、張飛、趙雲の概のない事はない。
泉鏡太郎 深川淺景 青空文庫
花岡八幡宮はよいお宮だつた、多宝塔は特別保護建造物になつてゐる、古色蒼然として無量の含蓄がある、心しづかに味ふべし。
広島・尾道 行乞記 青空文庫
先生の顏はそれに對して幽かに赧らんだが、それは明かに私達の敬意に答へる滿足の紅潮で、また實際の處、新任挨拶の爲めに着用されたフロッコオトの黒が譬へ古色蒼然たるものであつたにせよ、師としての敬意に價ひするだけの感じを、私達の心に與へてゐたのである。
南部修太郎 猫又先生 青空文庫
木彫の假面にて、年を經たるまゝ面目分明ならねど、所謂古色蒼然たるもの、觀來つて一種の詩趣をおぼゆ。
岡本綺堂 修禪寺物語 青空文庫
ホームズは大きな古い型の椅子に腰かけて、古色蒼然とした顔から烱々とした眼光を輝かしていた。
コナン・ドイル 暗号舞踏人の謎 青空文庫
盆栽のようなものは固定されて生を保つものであり、新しい土地に根を伸張しようにもそれが出来ないので、自然に放置すれば幾年もなくして枯死するのを免れないのであるが、上手に之を保って老蒼の態(古色蒼然の姿)を生じさせる技を持つ人の為す所を見れば、常に抑損法を施しているのである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
骨身のあたりカラカラと香ばしく枯れ切って、抜けるだけの脂は悉く抜け切り、古色蒼然、どことはなく神寂びた老体なのです。
日光に現れた退屈男 旗本退屈男 第八話 青空文庫
何にしてもそれは古色蒼然として埃にまみれている。
平林初之輔 動物園の一夜 青空文庫
作例 · 標準
森の中に建つその洋館は、古色蒼然とした佇まいで、まるで時が止まったかのようだった。
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「この老舗旅館、随分と古色蒼然としているけれど、掃除が行き届いていて気持ちがいいね」
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博物館に展示されている古色蒼然とした甲冑は、かつての戦乱の激しさを今に伝えている。
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古色蒼然(こしょくそうぜん) — 幻辞.com