浮き名
うきな
名詞
標準
rumour (of a love affair)
文例 · 用例
「お母様の御息所はきわめて聡明な人だったのですが、私の若気のあやまちから浮き名を流させることになりました上、私は一生恨めしい者と思われることになったのですが、私は心苦しく思っているのでございます。
— 澪標 『源氏物語』 青空文庫
かれらは権田原心中の浮き名を流す機会を失って、おめおめと庄太に追い立てられて行った。
— 青山の仇討 『半七捕物帳』 青空文庫
その紅い口びるを吸わして首席を占めたんだと、厳格で通っている米国人の老校長に、思いもよらぬ浮き名を負わせたのも彼女である。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
それがもとになって浮き名を立てることになり、私との関係をにがい経験だったように思って、くやしがったままで亡くなられたが、必ずしもそうではなかったのだ。
— 梅が枝 『源氏物語』 青空文庫
昨日までは尊貴な親の娘として尊敬されていた人が、つまらぬ男にだまされて浮き名を立て、ある者は死んだ親の名誉をそこなうという類の話は幾つもあるから、姫宮であっても女であれば同じことで、宿命などということはことにわからぬものだから、私が配偶者を選ばずに捨てておくことは不安だとも一方では考えられる。
— 若菜(上) 『源氏物語』 青空文庫
神聖な方としてお守り立てしていきたかった宮様も、世間の女並みに浮き名を立てられておしまいになることがもってのほかに思われてならなかった。
— 夕霧一 『源氏物語』 青空文庫
彼女は不断ごく慎ましくて、幸いに只の一度もそんな浮き名を立てられたことがなかったけれど、今度はけちがつくだろうと思って、慄然としました。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『麻酔剤』 青空文庫
「俺が酒を飲まんことは、母上も知っておるはずじゃが、なぜ酒をくだされたろう」「何時も貴方がお堅くしておられますから、すこしは、浮うきなされるようにと、それで奥様からくだされたものでございましょう」 婢はこう云いながら盃を持ってそれを平三郎の前へだした。
— 田中貢太郎 『水面に浮んだ女』 青空文庫
標準
bad reputation
ウィキペディア
『浮き名』(うきな)は、2013年11月13日にユニバーサルミュージックより発売された日本のシンガーソングライター椎名林檎のコンピレーション・アルバム。
出典: 浮き名 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0