坊ち
ぼんち
名詞
標準
young gentleman
文例 · 用例
誰だって、いつまでも上品な坊ちゃんではおられない。
— 太宰治 『佳日』 青空文庫
「今な奥さん、坊ちやが隣り下駄屋から――あれ何言ふか、野球手袋な、あれお主婦さに出して貰ふ彼方駆けたで。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
相手は何處迄も御人好の御坊ちやまの、泣き出し相に、なさけない顏でおろおろして居るまだるつこさ、芳公の啖呵も折角、響が來ないので、聊か之も張合なさの悄氣た體。
— 萩原朔太郎 『二十三夜』 青空文庫
上野へ入れば往来の人ようやくしげく、ステッキ引きずる書生の群あれば盛装せる御嬢様坊ちゃん方をはじめ、自転車はしらして得意気なる人、動物園の前に大口あいて立つ田舎漢、乗車をすゝむる人力、イラッシャイを叫ぶ茶店の女など並ぶるは管なり。
— 寺田寅彦 『半日ある記』 青空文庫
お前は、「それゃ表面のこった、そんなもんじゃないや、坊ちゃん奴」と云おうとしている。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
君は見違えるほど体など肥って来たようだがね」 事実、柚木はもとよりいい体格の青年が、ふーっと膨れるように脂肪がついて、坊ちゃんらしくなり、茶色の瞳の眼の上瞼の腫れ具合や、顎が二重に括れて来たところに艶めいたいろさえつけていた。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「さあ、向ふの坊ちゃんがた。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
」ジョバンニは坊ちゃんといはれたのですこししゃくにさわってだまってゐましたがカムパネルラは「ありがたう、」と云ひました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
作例 · 標準
The old lady doted on the little *bonchi*, calling him her "little prince."
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He was a well-mannered *bonchi*, always polite to elders.
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The *bonchi* played with his toy soldiers in the garden.
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