盆地
ぼんち
名詞頻度ランク #27821 · 青空 453 例
標準
basin (e.g. between mountains)
文例 · 用例
広河内のあるところは、東俣の谷の奥の、殆んど行き止りで、白峰山脈と、赤石山脈の間が、蹙って並行する間の、小い盆地である。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
甲府盆地の方向から、富士川下流の方へと両端を垂下して、陰鬱なる密集状態を作っているところは、まさに来らんとする雷雨を暗示している。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
そこで雪は、如何なる地点に最も多く残存するかというに、前に述べた如く、余り傾斜の峻急な尖った所には住まえないから、多くは緩傾斜の崖、または谷や盆地に留まる。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
しかし谷や盆地のは夏になると大概解けてしまうが、崖の雪は盛夏でも日本アルプスのは、半里から一里位の長さで繋がっていることがある。
— 小島烏水 『高山の雪』 青空文庫
これは伊那盆地から松本|平へ吹き抜ける風の流線がこの谷に集約され、従って異常な高速度を生じたためと思われた。
— 寺田寅彦 『颱風雑俎』 青空文庫
妾達の列車が巴里盆地にさしかかると、佐野は何の理由もなしに、巴里を極度に嫌がって、バルセロナを懐しがったりして、女のように神経質になっていました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
火山そのものの姿が美しいのみならず、それが常に山と山との間の盆地を求めて噴出するために四周の景観に複雑多様な特色を付与する効果をもっているのである。
— 寺田寅彦 『日本人の自然観』 青空文庫
〔盆地に白く霧よどみ〕盆地に白く霧よどみ、 めぐれる山のうら青を、稲田の水は冽くして、 花はいまだにをさまらぬ。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
作例 · 標準
The city was nestled in a fertile *bonchi*, surrounded by rolling hills.
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Due to its location in the *bonchi*, the area experienced higher temperatures in the summer.
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The vast *bonchi* stretched out before them, a patchwork of farms and villages.
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