粘稠
ねんちゅう
形容動詞名詞
標準
viscous
文例 · 用例
暫らくすると鍋の中に、粘稠な塊が出来かかった。
— 小酒井不木 『二重人格者』 青空文庫
やがて博士は、その粘稠な塊を皿の上にのせ、それを水にとかした。
— 小酒井不木 『二重人格者』 青空文庫
そうして、女子の涙が頬を伝う速度は、男子のそれよりも大きく、従って女子の涙は、男子の涙よりも粘稠度が少いというような結論に到達したのであります。
— 小酒井不木 『新案探偵法』 青空文庫
従って雨は依然として降らず、人間の血液は甚だ濃厚|粘稠になり、喧嘩や殺人の数が激増した。
— 小酒井不木 『死の接吻』 青空文庫
種類は十四五種ぐらゐあるらしいが、どの香も、粘稠剤の関係でか、香気の共通性があつて、香気は異るには異るのだが、香水ほど際立たない。
— ――漫談的無駄話―― 『「香水の表情」に就いて』 青空文庫
それが、群青を生の陶土に溶かし込んだような色で、粘稠と澱んでいる。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
鹿児島の肉は粘稠あまき乳練れるごとき味ひはこれぞ祖国の土の歌、かの夏の日の勤労の詩なりかし。
— 岸田國士 『生活のうるほひ』 青空文庫
「――もう、南十字星てどの方角に出てる星やねんちゅうような、ぼけたことは言わへんぞ。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
作例 · 標準
蜂蜜は、粘稠で甘い液体です。
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粘稠な泥が道に堆積していた。
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彼の話は、説明が粘稠で理解しにくかった。
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