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日本紙

にほんし
名詞
1
標準
Japanese paper
文例 · 用例
日本紙を幅五、六分に引き裂いたのに火鉢の灰を少し包み込んで線香大の棒形に捻る。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
(明治四十年十二月二十八日『東京朝日新聞』)         五十六      天然色写真 先日本紙に載せてあった天然色写真の新法よりなお一層新しい法が見出された。
寺田寅彦 話の種 青空文庫
アフリカの砂漠を進出するモスクワの夜の娘、驚歎した私踊りながら黒い両足が、ニコロの太腿を包囲して、混乱した男女の頭脳に、メゾ・ソプラノの鼻歌が巻きついてくる、私ニコロの前に日本紙幣束にして棄ててしまった。
Love on Drought 恋の一杯売 青空文庫
小祠宮沢賢治赤き鳥居はあせたれど杉のうれ行く冬の雲野は殿堂の続きかなよくすかれたる日本紙は一年風に完けきと雪の反射に知りぬべしかしこは一の篩にてひとまづそこに香を浄み入り来るなりと云ひ伝ふ雪の堆のなかにしてりゝと軋れる井戸車野は楽の音に充つるかな
宮沢賢治 小祠 青空文庫
」にいたるこの数行の文章は、日本紙に一字一字、ていねいに毛筆でもって書きしたためられ、かれの書斎の硯箱のしたに隠されていたものである。
太宰治 狂言の神 青空文庫
まして、一足靴を踏み抜く度びに、落葉の中に出来た窪跡から土に近い朽葉のやゝ醗酵した匂いが立騰るのが、日本紙の生紙で顔を拭くような素朴で上品で、もの佗びた感じを伴います。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
格堂君が日光山の觀楓をして一時に數十首を日本紙上に飾つた時、矢も楯も堪らなくて結城素明君を唆かして中禪寺の湖水に舟を浮べて恐しい長篇の長歌を作つた。
長塚節 記憶のまゝ 青空文庫
それはとにかく、日本紙に大きな文字を木版刷りにした書物のページに、点々と真紅の不審紙を貼り付けたものの視像を今でもありありと想い出すことができるが、その追憶の幻像を透して、実にいろいろな旧日本の思想や文化の万華鏡がのぞかれるような気がするのである。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
作例 · 標準
彼女は日本紙を使った美しいちぎり絵を作っていた。
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この書の表装には、貴重な日本紙が使われている。
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日本紙は、その独特の風合いと耐久性で世界的に評価されている。
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