中州
なかす
名詞
標準
sandbank (in a river)
文例 · 用例
中州に焦鼎という書生があって、友達といっしょに※の上流へ往ったが、そのうちに清明の季節となった。
— 田中貢太郎 『虎媛』 青空文庫
中州の細君、飯と菜とを我らに恵みぬ。
— 堺利彦 『貧を記す』 青空文庫
けえりに中州あたりへ船をつけて……パイイチやったら長生きしますぜ、ね、ちょいと。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
鳴ったかと思えばきげんが直り、直ったかと思えば途方もなく浮かれだして、口やかましくたたいているうちに道は稲荷橋まで一本道、その中州へ渡って駕籠もまた早いのです。
— 開運女人地蔵 『右門捕物帖』 青空文庫
――抱き合ったままのいたましい骸を守りながら、折からの上げ潮を乗り切って漕ぎに漕ぎつ、急ぎに急ぎつ、さしかかったのは大川名打ての中州口です。
— 幽霊を買った退屈男 『旗本退屈男 第十話』 青空文庫
李姓のなにがしという男が中州に旅行している時、その土地に大水が出たので、近所の山へ登って避難することになったが、水はいよいよ漲って来たので、その人はよんどころなく更に高い山頂に逃げのぼると、そこに小さい草の家が見いだされた。
— 子不語 『中国怪奇小説集』 青空文庫
学者の部屋は八畳で、机の上には算木と筮竹の置いてある傍に、真勢中州伝や文言伝、説卦伝など、易の十翼中の数冊の古本が乱れているだけで、学者は床から這い上って来ると、「どうじゃ。
— 横光利一 『馬車』 青空文庫
臼杵川の中州に、別荘があって、今度御好意でそこに御厄介になったが、その別荘が茶室ごのみでなかなかよかった。
— 宮本百合子 『九州の東海岸』 青空文庫
作例 · 標準
大雨の後、川の中州が水没した。
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子供たちは中州に渡って魚を捕まえようとした。
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夕日が中州を赤く染め、美しい景色が広がっていた。
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ウィキペディア
中州(中洲、なかす)とは、川の中において、上流から供給された土砂などが堆積し、陸地となっている地形のことである。川中島(かわなかじま)とも言う。
出典: 中州 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0