首座
しゅざ
名詞
標準
seat of honor
文例 · 用例
勢ある家の事とて、羅馬に名高き尼寺の首座をば、今よりこの姫君の爲めに設けおけりとぞ。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
霊屋のそばにはまだ妙解寺は出来ていぬが、向陽院という堂宇が立って、そこに妙解院殿の位牌が安置せられ、鏡首座という僧が住持している。
— 森鴎外 『阿部一族』 青空文庫
今日は当大弓場が矢開き致しましてから満四カ年目の当り日でござりますゆえ、いつもの通り、諸公方に御競射を願い、十本落ち矢なく射通したお方を首座に、次々と順位を定め、いささかばかりの心祝いの引き出物を御景品に進上致しとうござるが、いかがでござりましょう。
— 仙台に現れた退屈男 『旗本退屈男 第七話』 青空文庫
突當りの並んだ二脚の、右が校長閣下の席で、左は檢定試驗上りの古手の首座訓導、校長の傍が自分で、向ひ合つての一脚が女教師のである。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
と同時に、他の二人――首座と女教師も顏を上げた。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
(と首座訓導を見る、首座は、甚だ迷惑といふ風で默つて下を見た。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
』と再び隣席の首座訓導を顧みる。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
そして、最後の言葉が自分の脣から出て、校長と首座と女教師と三人六箇の耳に達した時、其時、カーン、カーン、カーン、と掛時計が、懶氣に叫んだのである。
— 石川啄木 『雲は天才である』 青空文庫
作例 · 標準
賓客は上座の中でも、特に敬意を払って用意された首座へと恭しく案内された。
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彼は若くして一族の首座を継承し、親族たちの複雑な利害関係を取り仕切ることになった。
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授賞式の会場で、最優秀賞の受賞者が首座に座り、万雷の拍手の中でスピーチを行った。
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ウィキペディア
首座(しゅそ)とは、禅宗で一定の修行期間中において修行僧を統率する役職。六頭首(ろくちょうしゅ)の第一位。長老(ちょうろう)、長吏、あるいは第一座(だいいちざ)と尊称される。特に臨済宗では役職名であると同時に僧階の一つでもある。
出典: 首座 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0