閻魔
えんま
名詞
標準
Yama (King of Hell who judges the dead)
文例 · 用例
中には閻魔の巾着、浦島の火打箱などといういかがわしいものもあるにはあるのである。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
詐欺師や香具師の品玉やテクニックには『永代蔵』に狼の黒焼や閻魔鳥や便覧坊があり、対馬行の煙草の話では不正な輸出商の奸策を喝破しているなど現代と比べてもなかなか面白い。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
アンタもそこに気が付いて口の中を覗いてみなさったものじゃろうが……感心感心……一度、痕跡も残さずに拭い上げた口の中の黒血の残りが、斬られて投棄てられる拍子に、仏様の咽喉からセグリ上げて来ようなぞとは閻魔様でも気が付かん事じゃろう。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
――こゝは阪地で自慢する(……四ツ橋を四つわたりけり)の趣があるのであるが、講釋と芝居で、いづれも御存じの閻魔堂橋から、娑婆へ引返すのが三途に迷つた事になつて――面白い……いや、面白くない。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
忿怒の面相、しかし威あつて猛からず、大閻魔と申すより、口をくわつと、唐辛子の利いた關羽に肖てゐる。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」「ですが、閻魔樣の前では、氣が怯けたものですから。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
いづれ迷つてゐると思ひますとね、閻魔堂で、羽目の影がちらり/\と青鬼赤鬼のまはりへうつるのが、何ですか、ひよろ/\と白い女が。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
」 思はず振向くと、ふと背後に立つて、暮方の色に紛るゝものは、あゝ何處かで見た……大びけ過ぎの遣手部屋か、否、四谷の閻魔堂か、否、前刻の閻王の膝の蔭か、否。
— 泉鏡太郎 『深川淺景』 青空文庫
作例 · 標準
例句1
例句2
例句3
例句4
ウィキペディア
閻魔(えんま)は、仏教の地獄、冥界の主であり、冥界の王として死者の生前の罪を裁く神。「閻王」ともいう。インドにおける死者の主であるヤマが仏教に入ったものである。
出典: 閻魔 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0